ついでに「バギーチェイス」「超人ドク・サヴェージの大冒険」「フェイズW/戦慄!昆虫パニック」「宇宙清掃株式会社」について。
ようやく「
デス・プルーフinグラインドハウス」を鑑賞。
ネタバレ心配ご無用!&脱線御免!
開巻早々、画面を這いずりまわるキズ。音声にも大きなノイズが混じる。
あちこちでシーンがちょっとずつ飛び始め、やがて画面は突然脱色し・・・
オープンしてまだ数年しか経ていないピカピカのシネコン内に30年前の
場末の二番館の空気が濃厚に漂った。
映画の内容もまた然り。
「往年のB級映画のテイストを狙った」と監督がコメントしていたけど、ここでいうB級とは、今では傑作と呼ばれている「バニシング・ポイント」や「ダーテイーメリー・クレイジーラリー」のような完成度の高い作品だけじゃなく、もっと下世話な「バギー・チェイス」とか「デスレース2000年」みたいな、
オモテの映画史には名を残さない作品群を指しているようだ。
この映画、徹底的に70年代の作風に則って作られているせいか、オープニングから
第一の見せ場までが長い。
映画が始まって10分ほど経った頃には、後ろの客席から微かなイビキが聞こえてきた。
これがまた絶妙に昔の二番館の雰囲気を醸し出してくれる。
もう、
気分はすっかり"大毎地下"だ!
「ブレードランナー」「エイリアン」「ターミネーター」「ブルースブラザーズ」・・・
当時、大毎地下劇場には本当にお世話になった。
「インディー・ジョーンズ」上映中に
スクリーンの前に飛び出し、突然踊り始めたおっちゃん、元気かな。
毎日文化ホール(バリー・リンドン)、今津文化 (
ロッキー・ホラー・ショー&ファントム・オブ・パラダイス!)、
伊丹グリーン・ローズ (椿三十郎、青島要塞爆撃命令、
マタンゴ、卒業、スティング、ダーティーハリー123 )
・・・ほかにもいろんな名画座や二番館が、かつて京阪神のあちこちに存在した。

↑
神戸三宮の名画座・
阪急文化
あまりに狭くて細長いフロアと、電車が通過する際の大きな揺れには驚いた。
「
サンゲリア」とか、何回目かの「
燃えよドラゴン」とか、ここで観たような気がする。
この劇場も
今はもう、ない。
いまや客席は清潔になり、スクリーンは明るくなり、音響設備も格段に良くなった。
前の座席に足を乗っける輩も見かけなくなった。
それはいいことだ。
しかし、1本1本の映画との出会いのインパクトについてはどうだろう。
最近、しつこすぎるテレビCMやらインターネットやらYOU TUBEやら、公開前から映画の情報が巷に氾濫してしまっている。
かなり気をつけていないと、劇場で映画を観るという行為が、事前に観てしまったハイライトシーンの確認作業に
なりかねない。
私は近頃、新作映画のCMや紹介記事から、意図的に視線をそらして生活している。
30年前、映画は
もっと得体の知れないものだった。
ここで先ほどの「
バギーチェイス」という映画について少し触れたい。
映画の知名度は低いけど、テーマソングは全米ナンバー1!
ビリー・プレストンの"Nothing From Nothing"
・・だったと思う。
内容はタイトルそのままに、バギーがチェイスする映画。
とにかく
観たあと、スカッとした。

↑
ちなみにこの映画、三宮の名画座で「
超人ドクサベージの大冒険」とかいうウルトラB級作品(「
地球最後の日」のジョージ・パル監督の遺作)との
凄い2本立てで観たと記憶している。

↑
コンピューターの頭脳+ブルース・リーの肉体!
ドクが笑うとまっ白い歯が光って「キラーン」と音がする。(本当)
この映画のあまりのショボさのおかげで、私は「映画を観て失笑する」という行為を初めて知った。
そういえば数年前、若山&文太の「
極道対まむし」か何か、70年代中期の東映作品をレンタルして観ていたら、
突然背景に「ドクサベージ」の看板が映って驚いた。
「あれは幻ではなく実在する映画だったんだ!」
で、最後にもういちど
「デス・プルーフ」の話だけど、

実はまだ26才。
ヴァネッサ・フェルリト(CSI:NYのエイデン・バーン捜査官)、サイコーでした!
あと「ファイナル・デッドコースター」のメアリー・エリザベス・ウィンステッドも!
とにかく次々に登場する女優が全員、魅力的だ。
女優に関しては、QT監督の作品中いちばん上手く撮れていると思う。
ところで
「フェイク予告編集」はどこいったん?