ジェームズ・スチュアート主演「
貴方なしでは」('39)を十数年ぶりに鑑賞。
その感動の物語の導入部をご紹介します。

(写真は「素晴らしき哉、人生!」より)
ニューヨークの弁護士事務所に勤める、うだつの上がらない貧乏弁護士スチュアート。
彼は生活苦と闘いながらも慎ましく幸せな家庭を築いているが、弁護士事務所のボスが自分の能力を認めようと
せず、金になる大きな裁判を担当させてくれないことを嘆いていた。
そんなある日、最愛の息子が病に倒れて緊急入院し、生死の境をさまようという事態が発生。
赤ちゃんを救うには、特殊な血清をソルトレイク・シティの病院からニューヨークまで、一刻も早く空輸しなければならない。
血清を手にいれ、それを複葉機で輸送するには莫大な費用が必要だった。
昇進を逸したうえに減給されて借金だらけの弁護士には、そんな大金はとても調達できない。
刻々と迫るタイムリミット!
万策尽きて自暴自棄になった弁護士は、憎んでいるボスのもとへ押しかける。
「僕はどうしたらいい?あなたの他に頼れる人もいないんです・・・・・・・。」
「落ち着きなさい。」
優しいまなざしで、ボスが弁護士に言った。
「あきらめてはいかん。どうしてもっと早く来ないんだ。・・・おい、今すぐ小切手の用意だ!」
ボスの全面的な協力を得た弁護士は、困難な輸送を引き受けてくれる勇敢なパイロットを見つけるが、折悪しく上空には猛吹雪が迫っていた。
悪天候のなか、命懸けの輸送が始まったが・・・・・
やがて、名もなき人々の善意のリレーが北米大陸を横断する!
同時代のフランク・キャプラやアルフレッド・ヒッチコックの作品と比べると、全体的に詰めの甘さが目立つものの、観たあと「あー、映画が好きでよかった!」と実感させてくれる一本です。
この作品こそ、脚本を改良してリメイクすべし!