映画「ドリームガールズ」ヒットの波及効果に期待。
かつて「ブルースブラザーズ」のレコード、映画双方の大ヒットが、アレサやJBに再びスポットライトを当て、衰退し
つつあったソウルミュージックを復活させた (あんまり実感なかったけど、たしかにR&Bのレコードが買いやすくなってた。) ように、この作品が契機となって、聴き応えのあるソウルミュージックが街に流れるようになることを私は期待している。
ビヨンセ・ノウルズは、「リッスン」で予想以上の歌唱力を見せてくれた。
前作「ファイティング・テンプテイションズ」で歌ったゴスペル「揺れるチャリオット」が巧かったので、ある程度期待は
していたけど、ここまでやってくれるとは。
「ビヨンセはジェニファー・ハドソンに喰われた」って随分書かれてるみたいだけど、私は互角の闘いだったと思う。
もちろん声量や声のうねりや、60、70年代のR&Bテイストが濃厚という点では、ジェニファー・ハドソンに軍配が
上がるだろう。
しかし、これほどの芸達者たちが全員でソウル大会を繰り広げるなか、冷静に自分の歌唱スタイルを貫いたビヨンセの機略は鋭い。
否、そんな理屈じゃなくて「リッスン」は、四半世紀の間コンテンポラリーな音楽に興味のなかった私のような頑固者ですら繰り返し聴きたくなる、守備範囲の広い名曲である。
(要するに、いつの間にかビヨンセのファンになっちまっただけですけど。)
私はビヨンセにこそ、本格的なR&Bカヴァーアルバムを出してもらいたいと思う。
ジェニファー・ハドソンは、間違いなくそういう作品に取り組むことになるだろう。
きっとそれは素晴らしい作品に仕上がるだろうし、彼女のファーストアルバムは「ドリームガールズ」の威光もあって、ある程度は売れると思う。
しかしそのような作品が売れ続け、再生産される土壌を形成するには、ビヨンセの力による「ソウルミュージックの
市場拡大」が必要だ。
ジョス・ストーン売れてるみたいだし、やろうよ!
メンフィスやマッスルショールズやマイアミの残党組ミュージシャンをごっそり連れてきて、
ラップと打ち込み禁止の素敵なやつを!
選曲はこんな感じで。
Think
Dr.Feel Good
Do Right Woman, Do Right Man
Playhouse Down
Mr.Big Stuff
Woman To Woman
Misty Blue
I'll Take You There
Love The One You're With
If You Want Me To Stay
Oops ! Here I Go Again
That's What You Say
What A Man
Workin' Together
うわ!これ聴きたいなあ!