今月は70年代から80年代にかけて、ほんの一瞬だけヒットチャートを賑わしたワンヒット・ワンダー:いわゆる一発屋と呼ばれるミュージシャンの面々を三回にわたってご紹介します。
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パイロット 「マジック」
パイロットって、なんだか「イギリスのチューリップ」みたいなバンドでしたね。
どっちがどっちを真似たとか、そういうことじゃなく、ポール・マッカトニーが好きで好きでしょうがないという共通点がそうさせたんでしょう。
資料によると、このバンドは他にも「ジャニュアリー」など5曲をニッポン放送『オール・ジャパン・ポップ20』のチャートに送り込んでいるので、厳密には一発屋とは呼べないか。(ちなみにAのスレイドも計6曲)
「マジック」がヒットした'75年春のチャートを見ると、上位にはジョージ・ハリスン「ディン・ドン」(一位!)、クイーン「キラー・クイーン」、ジョン・レノン「夢の夢」、ルル「007黄金銃を持つ男」、 ピエール・バシュレ「エマニエル夫人」、 ダリダとドロン「 あまい囁き」 などが並んでいます。
最後のって「パロ〜レパロレパロ〜レ」かな?
A
スレイド 「カモン・フィール・ザ・ノイズ」
発売当時の邦題は「カモン !!」。
覚えやすい。メロディーが切ない。Voがシャウトしてる。ギターの音がいい。
ノリのいいロックのお手本みたいな曲ですね。
'73年初夏に流行りました。
当時のヒット曲はギルバート・オサリヴァン「ゲッダウン」→

、ELO「ロール・オーバー・ベートーベン」、
スティービー・ワンダー 「迷信」、ロバータ・フラック 「やさしく歌って」などなど。
おっと、 チャートの下の方にはベック、ボガート&アピスの「黒猫の叫び!」もあるぞ。
ちなみにこの曲「カモン・フィール・ザ・ノイズ」は、80年代にもクワイエット・ライオットが再ヒットさせました。
B
カール・ダグラス 「吼えろ!ドラゴン」
「ダサカッコいい」とは、こういうことか。
映画「カンフー・ハッスル」でおなじみの、あの中華風ディスコです。
カンフー・ブームに便乗して'75年初頭にチャート・イン。
印象的なメロディー、ファンキーな演奏、そしてダグラス兄貴の歌唱力、どれをとってもノベルティ・ソングだからって侮れない名曲ですね!
当時のチャートの上位には、ジョン・レノン「真夜中を突っ走れ」、ウイングス「ジュニアズ・ファーム」、スージー・クアトロ「ワイルド・ワン」、エリック・クラプトン「アイ・ショット・ザ・シェリフ」、ローリング・ストーンズ「イッツ・オンリー・ロックンロール」、バッド・カンパニー「キャント・ゲット・イナフ」・・・75年はまさにカッコいいロックの年!
C
ボー・ドナルドソン & ヘイウッズ 「悲しみのヒーロー」
'74年秋のヒット曲。
朝日放送の「ヤングリクエスト」でよくかかってた記憶があります。
当時中学生だった私は、この曲の奇麗なメロディーが気に入ってよく口ずさんでいたけれど、ラジオから流れてくるこの歌の意味など、もちろん全く知りませんでした。
だけど、いま改めて歌詞を読んでみると、すごく悲しい反戦ソング!
中学一年生には実感がなかったけど、まだベトナム戦争、終わってなかったんですね。
当時の『オール・ジャパン・ポップ20』のチャートを見てみると、この曲より一足先にヒットしてたのが、ルーベッツの「シュガーベイビーラヴ」とウイングスの「バンド・オン・ザ・ラン」。
そしてベスト10圏内に、「ドラゴン怒りの鉄拳」「エクソシスト」と映画音楽が2曲も入っている。
「フィスツ・オブ・フューリー」「チューブラベルズ」どっちもいい曲でしたね!
それでは最後に、@からCの懐かしき映像をたっぷりお楽しみください!