快挙!
これは
「ソウル界のラトルズ」です!
単なるダイアナ・ロス&スプリームスの物語と思っていたら大間違いでした。
映画が始まったとたん、出てくる出てくる。
マーサ&ヴァンデラスにテンプス(フォートップスかな?)にアルバート・キングの
パロディ乱れ打ち!
そしていよいよ主役のジェニファー・ハドソン率いるザ・ドリーメッツの登場!
冒頭の二曲が見事なモータウン風だっただけに、ここでよくできたスプリームスもどきを期待していたら、いい意味で裏切られました。
なんとジェニファー嬢は、よりによってモータウン最大の商売仇アトランティックの看板スター、
アレサ・フランクリンのクローン!
曲もアレサの「チェイン・オブ・フールズ」を改造した感じ。
つまりこの映画は、
間違ってモータウンに入社してしまったアレサ・フランクリンの受難の物語なのでした。
次にジェニファー嬢がうたう「ラヴ・ユー・アイ・ドゥ」(名曲!)も、元歌はアレサの持ち歌「ドント・プレイ・ザット・ソング」ですね。
この後も彼女は、最後までアレサ節をぶちかまし続けてくれます。
おまけにエディ・マーフィ(好演!)がルックスから歌唱法まで、アトランティックのもうひとりの大看板、
ウィルソン・ピケットになりきってるので、よけいにサザン・ソウル色が強くなっています。
(このキャラJBじゃないって!)
極論だけど、ジェニファーとエディという南部スタイルのシンガーを得たことによって、オリジナルよりも音楽のヴァリエーションが拡がったんですね。
ちなみに根っからのアトランティック派の私は、この映画の魅力にすっかりやられてしまっています。
ところで、この映画の音楽に感動した人が、
いいかげんな紹介記事にだまされてダイアナ・ロスやJB(もちろんそっちも、もの凄く素晴らしいけど)のCDを買っちゃうと、「あれ?」って事になりますのでご注意を。
とりあえずアレサ・フランクリンとウィルソン・ピケットのアトランティック時代のベストから始めましょう!